LIVE REPORT
🍋2021年2月21日(日)
☆Gold Sounds 4th ANNIVERSARY
『掻き鳴らす 吐き捨てる』
(無観客配信ライブ)
in 浅草Gold Sounds
~辿り着く自分たちの理想。届け!魂の音!!~
一足先に春が訪れたような暖かい日。
そんな中で行われた浅草Gold Soundsさんの4周年記念ライブ。
今回は完全無観客の配信ライブとなりました。
現地で生演奏が聞く事が出来ないのは残念ではありましたが、この暖かな陽気がその記念すべきライブを祝ってくれている、そう感じました。
完全無観客とはいえ、超豪華メンバーの共演。
そんな中にTHE LEMONADE-Zが選ばれ、そしてトップバッターに抜擢されました!
さらにTHE LEMONADE-Zとしては、2021年初のGODYとGEKKOMARUの揃い踏みでのライブ。
完全配信ライブとはいえ、レモンズにとって、そして二人にとっても本当に待ちに待った始動となったでしょう。
そしていよいよ開演!
始まりにあたり、GODYが「新しく心を入れ替え、色々模索して今年はやっていく」と話して始まりました。
その言葉を受け、一曲目は「初心に帰って」という事で「GB250」!!
ライブでは久々に披露されたように思えます。
THE LEMONADE-Z結成時の初心を忘れないよう、疾走感あふれるこの名曲でスタート!
この逆風が吹き荒れる今の世の中を切り裂くように力強く駆け抜けて行こうといった気持ちを感じました。
二曲目は「Mr.EVIL」!
これもまた久しぶりな楽曲。
この楽曲を聞くと、2年前のライブ出演ラッシュの年を思い出します。
この二曲目まではTHE LEMONADE-Z初期の勢いや熱量を振り返る、そんな思いを感じました。
久々の二人揃い踏みの演奏という事で二人とも緊張があったようですが、これでほぐれたように感じます。
三曲目は「Crossroad」!
経験を積み、「歌って聴かせる」という境地が見えて来た時に作成された名曲。
今のこの不安定な情勢の中で、皆迷いながら生きている。
様々な交差点を通り過ぎながら、夢見た場所が必ずどこかに待っている。
まさに現在の人々の苦悩を歌い、それでも必ず光は見えてくる。
そんな事を人々に訴えかけてくれたように聞こえました。
そしてここでGODYがこんな事を言いました。
「今まで経験を積んで、自分達がどういう事をやりたかったのかやっとわかって来た気がする」
激しさや熱量だけではなく、『聴かせて楽しんでもらう』という事。
3年弱歩んできた中で、様々な出会いや経験をし、そこで吸収したものを糧としてきた。
そしてようやく見えて来た自分達のやりたい道。
THE LEMONADE-Zが進化を続けてきて辿り着くべき目標が出来上がったのだと思います。
四曲目は「4-wheel」!!
もうこの楽曲は説明不要でしょう。
ライブでは定番となっている、爽やかな風の中での疾走感が感じられる名曲。
元々はTHE LEMONADE-Zの盟友バンドに向けてGODYが作成した楽曲。
自分達だけでなく、聴衆の皆さん、そして盟友が楽しく歌って聴ける。
THE LEMONADE-Zがやりたかった事が詰まっている楽曲であると再認識させられます。
さらに今回は音源の通りだけでなく、アレンジも加えながらの演奏。
楽しんでやれるからこそ、こう言った事もできるようになるのでしょう。
五曲目は新曲の「As you already know」!
1月のGODYソロ出演で初披露した出来たての楽曲。
そのGODYソロの時でも聴衆の涙を誘った本当にかっこいい楽曲。
これを二人揃い踏みでの披露!
爽やかなメロディーラインに前向きになれる歌詞。
今の暗く停滞した世の中に生きる中で、かっこ悪くてもいいじゃん、我武者羅に行こうぜ!と後押ししてくれる。
そんな元気をもらえる、名曲です。
六曲目は「Mama」!
これも皆さんは既にご存じの通り、重厚に聴かせる楽曲。
『聴かせる』と言っても4-wheelやAs you already knowとはまた一味違った雰囲気。
薄暗い雰囲気の中で、懸命に自分の場所を探してさまよい歩く野良犬。
なんと言うか、THE LEMONADE-Zの楽曲は人の生き方を歌っているように思えます。
決して特別でなくてもいい、偉くなくてもいい。
どんな中でも自分の生き方を見つけていこう、そんなことを教えてもらえたように思います。
そして最後は「Day by Day」!!!
これはもう、「TEAM THE LEMONADE-Z」を体現した楽曲。
今回は無観客で、GODYとGEKKOMARUの前にはレモンズはいません。
それでも、配信を通じて見てくれているレモンズがいる。
無観客であろうが何であろうが、THE LEMONADE-Zはレモンズと共にある。
それを訴えてくれた、そう思えました。
今回、配信を見たレモンズは久々の二人揃い踏みという事で楽しんで聞く事が出来ました。
ですが、GODYは今回は満足はしていませんでした。
決して手を抜いたわけではない、準備をしてこなかったわけではない。
何か空回りというか、フルスロットルに入らなかったように思えたようです。
色々な要因はあるにせよ、ステージに立って演奏するからには言い訳はできない。
GODYも人間なので、いつも同じ調子で臨めるとは限らない。
それでもその時にできる最高のパフォーマンスを発揮して、皆に喜んでもらいたい。
最初の頃のようにとにかくこなせばいいという事ではなく、クオリティを重視する。
プロフェッショナルの精神です。
今回は課題や後悔がGODYの中に残った演奏になったようです。
本当は現地にいてそんなGODYの背中を押してあげたかった。
だって、THE LEMONADE-Zはレモンズと共にあって成り立っているバンドなのだから。
改めて、そんな絆を再認識させられました。
しかし、GODYとGEKKOMARUがこのままでいるはずはありません。
活動開始から3年弱、成長を止めることなくここまで来ている二人にまだまだ限界なんて程遠い。
また、今回は実力派先輩バンドとの共演もあり、そこからさらに吸収するものもあったでしょう。
必ず今回の経験も糧にして成長をしてくれるでしょう!
最後に浅草Gold Soundsの皆さん、4周年おめでとうございました!
また、無観客の配信ライブという、心情的には厳しいものがあると思いますが、配信作業ありがとうございました。
さて、3月は予定では有観客でのGODYとGEKKOMARU揃い踏みライブ。
ここで今回振り上げる事が出来なかった拳を思い切り上げて、楽しみましょう!
その日まで皆様、体調にはくれぐれもご自愛くださいませ。